AIの業務活用

AIでお知らせからFAQを作る:原文にない答えは「要確認」のまま残す

短いお知らせ文から6つのFAQを作り、根拠がある質問にはsource IDを付け、料金・返金・キャンセル待ちのように原文にない内容は勝手に答えを作らない方法を練習します。

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対象読者イベント・講座・集まりのお知らせからよくある質問を整理したいものの、AIが原文にない回答まで作ってしまわないか心配な初心者

準備するもの
  • お知らせ文を文ごとに分けられれば十分です。
  • 各文の前にS1、S2のようなsource IDを付けて使います。
  • 実際の個人情報や実在する組織の資料を入力する必要はありません。

01お知らせをsource ID付きの事実一覧にする

FAQを作る前に、お知らせから確認できる事実を分けます。この実習のイベントはすべて架空であり、S1〜S4だけを正式な入力資料として扱います。特に参加料金、返金、キャンセル待ちに関する文は原文にまったくありません。AIが一般的なイベント慣行を持ち込んで答えないように、この情報不足も明示しておくことが重要です。

入力資料
S1 イベント日時: 11-20 16時
S2 参加: 事前申込必須、定員16名
S3 持ち物: 筆記用具
S4 オンライン参加: 提供しない

原文にない項目:
- 料金情報なし
- 返金情報なし
- キャンセル待ち情報なし
source ID原文の事実FAQで答えられる範囲
S111-20 16時イベントの日付と開始時刻
S2事前申込必須、定員16名申込の必要性と定員
S3持ち物は筆記用具持ち物
S4オンライン参加を提供しないオンライン参加の可否

source IDは答えを見栄えよくするためのものではなく、確認のための目印です。FAQを読む人がS2という表記を見て、原文のS2をすぐ確認できる必要があります。

02答えられる質問と確認が必要な質問を一緒に設計する

FAQだからといって、すべての質問に確定した答えがある必要はありません。お知らせを読んだ人が実際に疑問に思いそうな質問を挙げ、原文に情報がなければ「要確認」と表示することも正常な結果です。この実習では正確に6つの質問を作り、料金と返金は1つの質問にまとめます。

プロンプト
以下のお知らせからFAQを6つ作成してください。

ルール:
- 回答はS1〜S4に実際にある内容だけを使用してください。
- 根拠がある場合は回答末尾にsource IDを表示してください。
- 根拠がない場合は内容を推測せず、「要確認」と表示してください。
- 料金、返金、キャンセル待ちは原文に情報がないことを維持してください。
- オンライン参加「提供しない」を「参加可能」に変えないでください。
- 日付、時刻、定員の数字を変更しないでください。

FAQの質問は次の6つにしてください。
1. イベントはいつ開催されますか?
2. 事前申込は必要ですか?定員は何名ですか?
3. 何を持参すればよいですか?
4. オンラインで参加できますか?
5. 参加料金と返金規定はどうなっていますか?
6. 定員に達した場合、キャンセル待ちに申込できますか?

このプロンプトでは質問自体を固定しているため、AIが勝手に質問数を増やしたり、重要な事実を抜かしたりすることを減らせます。「分からない」と表示することも失敗ではなく、原文の範囲を守った結果です。

03FAQの結果例を原文と照合する

以下の表は、特定のAIサービスの実際の出力や性能測定値ではありません。入力資料と回答の対応関係を説明するために、AIの補助を用いて構成・確認した編集例です。実際に使用する場合は、各回答のsource IDをたどるように原文と直接照合する必要があります。

結果例
Q1. イベントはいつ開催されますか?
A. 11-20 16時に開催されます。根拠: S1

Q2. 事前申込は必要ですか?定員は何名ですか?
A. 事前申込が必須で、定員は16名です。根拠: S2

Q3. 何を持参すればよいですか?
A. 筆記用具を持参してください。根拠: S3

Q4. オンラインで参加できますか?
A. オンライン参加は提供しません。根拠: S4

Q5. 参加料金と返金規定はどうなっていますか?
A. 原文には料金と返金の情報がありません。要確認。

Q6. 定員に達した場合、キャンセル待ちに申込できますか?
A. 原文にはキャンセル待ちまたはキャンセル待ち申込の情報がありません。要確認。
質問回答の要点根拠判定
イベントはいつ開催されますか?11-20 16時S1根拠あり
申込は必要ですか?定員は?事前申込必須、定員16名S2根拠あり
持ち物は?筆記用具S3根拠あり
オンライン参加は可能ですか?提供しないS4根拠あり
参加料金と返金は?原文に情報なしなし要確認
キャンセル待ち申込は可能ですか?原文に情報なしなし要確認

04もっともらしいが原文にないFAQ回答を除外する

FAQの自動作成で最も注意すべき点は、一般的にありそうな規則を原文の事実のように書くことです。無料イベント、返金不可、キャンセル待ち受付などは現実にはよくあるかもしれませんが、この架空のお知らせにはありません。「ありそう」と「根拠がある」は同じ意味ではありません。

誤った結果例
Q. 参加料金と返金規定はどうなっていますか?
A. 参加は無料で、別途返金手続きはありません。

Q. 定員に達した場合、キャンセル待ちに申込できますか?
A. はい。16名に達すると自動的にキャンセル待ちリストに登録されます。
誤って追加された内容原文の状態正しい処理
参加無料料金情報なし要確認
別途返金手続きなし返金情報なし要確認
自動キャンセル待ち登録キャンセル待ち情報なし要確認

修正するときは、回答をより自然にすることよりも、出典のない内容を取り除くことを優先します。「要確認」の後に問い合わせ先を追加したくても、原文に問い合わせ先がなければ電話番号やメールアドレスを勝手に作ってはいけません。

05出典のない回答だけを再修正するよう依頼する

誤ったFAQが見つかったら、どの文が根拠の範囲外なのかを具体的に指定します。このとき、新しい情報で空欄を埋めるよう依頼するのではなく、原文にないことを明確に表示するよう求めます。source IDがない回答は、再確認の対象にします。

プロンプト
前のFAQのうちQ5とQ6だけ修正してください。

Q5の「参加無料」と「返金手続きなし」は原文にありません。料金と返金の両方を「要確認」に修正してください。
Q6の「自動的にキャンセル待ち登録」も原文にありません。キャンセル待ち申込が可能かどうかは「要確認」に修正してください。
S1〜S4にない連絡先、方針、例外条件を新たに作らないでください。
Q1〜Q4の日付、時刻、16名、筆記用具、オンライン参加「提供しない」は変更しないでください。

このような再依頼は、回答を原文の範囲内に戻す役割を果たします。ただし、再依頼後もQ1〜Q4が意図せず変わっていないか最終確認が必要です。

06FAQを公開する前にsource IDを中心に確認する

FAQは読みやすい必要がありますが、原文より情報量が増えてはいけません。質問を自然な形に言い換えることはできますが、日付・定員・否定条件・未確定事項まで変えると別のお知らせになります。以下を1つずつ確認します。

確認リスト
[ ] FAQは正確に6つあるか?
[ ] 11-20 16時がS1と一致しているか?
[ ] 事前申込必須と定員16名がS2と一致しているか?
[ ] 持ち物が筆記用具のままか?
[ ] オンライン参加「提供しない」という否定が維持されているか?
[ ] 料金情報がないのに無料または有料と断定していないか?
[ ] 返金情報がないのに勝手な返金規定を作っていないか?
[ ] キャンセル待ち情報がないのに利用可否を推測していないか?
[ ] 根拠のない回答は「要確認」と表示されているか?

実際のお知らせに適用する場合は、出典のない質問を別の一覧にまとめ、担当者が確認した後に原文そのものを補足する方法もあります。ただし、このチュートリアルでは実際の組織方針や法的義務を判断せず、与えられた架空のお知らせの範囲内で事実を保持する練習だけを行います。

自分で確認する項目

S1〜S4に固定した架空イベントのお知らせと、原文にない料金・返金・キャンセル待ち情報を対象に、6つのFAQの根拠対応を人が確認した編集例

  • FAQが正確に6つあるか確認
  • S1〜S4にある日付・時刻・定員・持ち物・オンライン参加条件が保持されているか確認
  • 料金・返金・キャンセル待ち情報を新たに作っていないか確認
  • 根拠のない質問が「要確認」と表示されているか確認
検証範囲の限界

結果例はAIの補助を用いて構成・確認した教育用の編集例であり、実際のAI製品の実行、応答精度、特定サービスのFAQ生成機能を検証した結果ではありません。